葬儀で使う抹香とは粉末状のお香のことであり、お線香とは細い棒状のお香のことを指します。よくお焼香で使われるのは粉末状のほうであり、僧侶が読経を行っているときにします。しかし、なかには読経が終わった後にしたりお線香のほうを使う宗派も存在します。抹香には自分を清めるという意味がありますが、お線香の場合はご本尊様の周りの空間を清めるという意味があるのも大きな違いです。また、参列者の多い葬儀では時間の短縮のため抹香を使うという考え方もあり、使い方は宗派や地域によって異なるので一緒とは限りません。