2018年08月15日
葬儀で使う抹香とは粉末状のお香のことであり、お線香とは細い棒状のお香のことを指します。よくお焼香で使われるのは粉末状のほうであり、僧侶が読経を行っているときにします。しかし、なかには読経が終わった後にしたりお線香のほうを使う宗派も存在します。
抹香には自分を清めるという意味がありますが、お線香の場合はご本尊様の周りの空間を清めるという意味があるのも大きな違いです。また、参列者の多い葬儀では時間の短縮のため抹香を使うという考え方もあり、使い方は宗派や地域によって異なるので一緒とは限りません。
お焼香の動作は指示されたとおりの行うのが無難です。立てるのか寝かせるのか、何本立たせるのかなどいろいろな方法があります。また、火の扱い方にも注意が必要となります。直接息を吹きかけてロウソクの火を消したり、ロウソクからではなくライターから火をつけるのもよくないとされています。
お香は後から行う人のためにも奥から置いていくのも共通して言えるマナーです。ちなみにお香は仏様の食べ物とも言われているので、大切に扱うようにしましょう。いずれにしても仏様に捧げるものなので粗末にしてはいけません。火の扱い方からマナーを守り、正しくお焼香できるようにしてください。